新たなWebcastストリーム技術の試み 9月に上演されるオペラ"LIFE"で行われるwebcastは、今まで一般的に行われてきたインターネット上での音楽配信とは異なるアプローチをとっています。 これまでのインターネット・ライブ中継などの、ストリーム技術を使った映像・音声の配信方法では、電話回線を通して会場の臨場感や音楽のクオリティをユーザに伝えることは非常に困難でした。つまり、限られた回線の帯域で映像・音声双方のデータを流そうとする従来の方法では、中途半端なクオリティでしかデータを配信できないという問題がありました。 "LIFE"のwebcastではデータ量が多い映像の配信量を減らし、音声(音楽)のデータに帯域を多く割り当てることで、音のクオリティの向上を図ります。 またストリーミングされる映像・音声とは別に、インターネット用のコンテンツとして、今回の"LIFE"専用に開発されたWebcastアプリケーションをご提供します。 アプリケーションから再生される映像と、インターネットから流れてくる音声を同期させることにより、会場のライブとはまた違うインターネット独自の"LIFE"をお楽しみいただくことができます。また実際に会場に行ったユーザが後からこのwebcastを鑑賞し、"LIFE"のテーマを改めて考えていただけるよう、本編を補足・説明することにも挑戦します。 また上記機能の他に、webcastを鑑賞していただいているユーザからのフィードバックを即時に、Hyper Broad Gatheringサーバに送ることができるようなシステムも組み込まれます。この機能を使って各ユーザ・コンピュータからの「拍手」を会場に送ることができ、会場にいる観客、および出演者もインターネット上のWebcastユーザからの反応を体感することが可能になります。 webcastを上記のような形でご鑑賞いただくには、事前にこのアプリケーションをダウンロードしていただく必要があります。Webcast専用に作成された映像と、リアルタイムで行われる"LIFE"のシンクロナイゼーションを、ご自宅のコンピュータの前でお楽しみいただくことができます。 この専用アプリケーションは以下のページからダウンロードしていただくことができます。公演の期間中、会場に来ることができない、より多くユーザに、インターネットだけの"LIFE"へご招待させていただきたいと思います。
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